調剤報酬請求事務専門士 資格取得方法・資格取得体験談

わたしが薬局事務の資格を取ろうと思ったきっかけは、金銭的な観点から薬学部への進学を諦めました。
本心は薬学部へ進学し、薬剤師を目指したかったのです。

しかし、薬局、医療現場への憧れを捨てきれず、薬局事務を目指しました。

東京都江戸川区の東京医薬専門学校の薬業科へ進学しました。
この学校は医薬系専門学校の中でも歴史のある学校で、当時施行されたばかりの登録販売者の資格取得にも力を入れていました。
2年制の学科で、1年生の途中で登録販売者の資格を目指すコースと薬局事務の資格を目指すコースに分かれます。

ギリギリまでコースを悩めるというのもメリットでした。
わたしは薬局事務の資格取得を目指すコースを選択しました。

ピッキングや調剤の実習もあり、かなり実践的な学習ができます。

卒業前に「調剤報酬請求事務専門士2級」の試験を受験します。
難易度はそれなりに難しいと思います。
実際、わたしたちの代は1回目の受験での合格者は0でした。

ただ、「覚える勉強」が苦ではない人の方が向いていると思います。点数のシステムを覚えることが大前提です。

あとは、そこからしっかりと応用することができるかが重要になってくると思います。

学校卒業後は埼玉県内にある総合病院の院内薬局で調剤補助として勤務しました。
外来向けの院内処方を始めたばかりの病院で、このような求人を出している病院は少ないと思います。

同級生のほとんどは院外薬局の事務として就職しています。
仕事内容は患者様の対応、ピッキングの補助、その他事務です。

ピッキングの補助と言っても、もちろん薬剤師のダブルチェックが入りますし、患者様の対応も投薬は薬剤師の仕事です。
薬の在庫の整理などの事務的な作業がほとんどです。

その後、院外薬局への転職を試みましたが、経験が浅いということがネックになり、転職先はすぐにはみつかりませんでした。
転職など、先々のことも考えると一度勤務を始めた職場は出来る限り長い期間勤めた方がいいと思います。

本人の年齢、若さよりも、現場経験の長さの方が重要視される業界です。

それでも、この資格を取れば普通に就職できたので、おすすめできる資格といえます。

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